成田空港サイン計画

サイン計画


既設の無数のサインを取り除く事なく、新しいサインを共存させる。「大きな風呂敷を広げる」空港サイン計画

成田高速鉄道の開通に合わせ、地下1Fの鉄道エリアから地上3Fの出発ロビーまで人を誘導するためのサイン計画。既設の雑多なサインを取り除く事なく、新しいサインを共存させなければいけない。考えたのが「風呂敷を広げる」という案である。(ちょうど春のお花見シーズンが提案時期だったこともあるのですが)様々なサインが混在する中に大きな風呂敷を広げてサインエリアを獲得してゆくというアイデア。最も伝達したい「出発ロビー」を表すグリーンの風呂敷を一番大きく広げ、次に重要な「到着ロビー」の風呂敷をその次に大きく広げる。それ以外のサインはグレーに統一し、色と面積で的確に人を誘導することを実現させた。

client: narita international airport corporation
produce: takashimaya space create
graphics: natuko shido / aleksandra ubukata
location: Narita, Chiba 
date: july, 2010